初夏のような陽気に梅の開花が進んでいます。そしてブーンブーンと待望の羽音が聞こえました。蜜蜂です。写真を撮ろうとしますが忙しく動き回り上手く撮れませんでしたが、受粉が上手くいくことを祈ってその姿を目で追い、羽音を耳に残しながら作業しました。
先週初めの初夏のような温かさに誘われて花びらが一気に開き始めました。まだ開花した花はチラホラと言った感じですが、今週も暖かい日が続くようですので開花が進むと思われます。今月中は花見を楽しめそうです。
関東ではすでに梅は満開といった所もありますが、こちら上田ではまだ 朝晩は寒く凍結注意の警報が出ます。でも昼間日が当たると暖かく感じるようになりました。開花前に実施する消毒を何とか終えた翌日注意深く見るとあちこちで蕾の先が白く色づき、開花が始まったようです。週末には暖かくなりますので一気に咲き出すのではないでしょうか?!
明けましておめでとうございます。今年初めての投稿です。
1月は今日も含めて何回か雪が降り、畑は一面銀世界です。でも梅の木や枝には雪は積もっていなかったので見直し剪定を継続しました。梅の木の成長力は強いですね!一度目の剪定で切った後から新しい枝が伸びてきています。大袈裟な言い方をすれば切っても”切っても生えてくる ”感じがします。この成長力が実に詰まっているから梅は健康に良いのでしょうか?!
選定作業が一段落したところで映画「土を喰らう十二ヵ月」を観てきました。実はこの映画で使われた梅は私が育てた南高梅なのです。何年か前にこの映画の制作会社オヒィス・シロウズから突然梅林見学の申し込みがあり、我が農地がロケ地の候補となっていることを知りました。その後監督、助監督、プロデューサー、カメラマンが一緒に見学に訪れました。残念ながらロケ地にはならなかったのですが、梅は購入していただきました。その梅が映画では重要なアイテムとして使用されていました。生梅だけでなく梅干し、梅酢、梅酢ジュース、紫蘇が何度も画面に映し出されます。そして驚いたことには映画のエンドロールで弊社の名前が協力会社の一つとして出てきたのです!人生初の映画出演?
映画の内容を書きます。水上勉の本を題材にして信州で暮らした生活が描かれています。筆者は禅宗(曹洞宗)のお寺で小僧をしていたころに倣った精進料理を自分で食物を栽培したり採取しながら作ります。それらは土に育てられたものですからタイトルの土を喰らうにつながります。食事、食材の大切さが縦糸でそれに若い編集担当者との恋愛や筆者の宗教観や人生観が横糸として描かれています。所詮人は一人で産まれて一人で死んでいく。何があっても朝が来れば人は起きだして活動し始める。長年にわたる思考の末に辿り着いた筆者の清々しいまでの覚悟と達観がうかがえました。11月11日日活が配給元として全国公開されてからもうじき一か月経ちます。ご興味おありでしたら是非映画館へお出かけください。なお主人公を沢田研二が恋人役を松たか子が演じています。
緑色の葉が茂っている梅の木もありますが、大分紅葉してきましたので10月末から剪定を始めました。当たり前ですが木は年々大きくなっていますので剪定しなければいけない枝も増えています。それだけ作業量が多くなっているわけです。まあ身体と相談し休息を適時入れながらやっていきます!!
一回目の剪定済みの梅
まだ緑色の葉が茂っている剪定未実施の梅
収穫後梅干し作成しながら農作業を続けました。草刈り、お礼肥え、再草刈り、そして秋の消毒(コスカシバ対策のスミチオン散布)です。梅の木は順調に生育しており場所によって間を歩きにくくなっています。これから紅葉が進んだら剪定し、少し間を開ける予定です。選定が始まるまでの束の間の休息を楽しみます!
天候不順の中天気予報を見ながら二度目の塩漬け梅の天日干しを行いました。今回は梯子を上手く使い、1.下からの風も使って乾燥を早める、2.腰を曲げずに作業できる高さを確保した。おかげ様で一回目より快適に効率的に作業できました。有難うございました。
リンゴ箱と梯子を組み合わせて干し台としました
リンゴ箱と梯子を組み合わせて干し台にしました
6樽できました
白日干し梅の完成
天気が安定しませんが今日の好天を生かして塩漬け梅の天日干しを始めました。明日からの天気は下り坂ですので天気予報を注意深く見ながら作業します。今回は漬けた梅の半分を干しました。天照大御神にお祈りしながら、美味しくなーれ!
雨降りが多く、気を使いながらの作業でしたが三日三晩の天日干しを終え、さしす梅干しを何とか完成させられました。