古代の中国では、生活を維持するために欠くことのできないものを木・火・土・金・水としました。この特性をもとに、自然界の物質や運動、相互関係を五つの概念から組み立てたものが、五行学説となってきました。 相性(そうせい)関係 「木は燃えたら火になる、火は燃えたあと土になる、土のなかに金がある、金をとかしたら水になる、水は木を養う」互いに生む、促成、援助する。それぞれすべてが母にも子にもなるいい関係です。 相剋(そうこく)関係 「木は土の上にあるから木は土を剋する。水害のとき、土は土手をつくって水を防ぐから土は水を剋す。燃える火を水で消すので水は火を剋する。火は金をとかすので火は金を剋す。金は木を切ることができるので金は木を剋す」それぞれに剋するものと剋されるものがあります。お互いが反発しあう関係です。 |
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